有明海再生プロジェクト~豊かな自然を取り戻す~


ムラサキウニを飼育する海水にキレートマリンを入れて試験開始

水俣の漁師さんたちとのご縁

水俣市は、熊本県最南端の都市で、鹿児島との境に位置します。

水俣病で世界的に知られますが、公害がったなんて今は全く想像すらできないきれいな海に生まれ変わっています。

私が、8年ほど前に初めて訪れた時の第一印象は、まるで伊豆の海でした。

海は透ける程透明度が高く、公害が起こる前は有明海と同じく、海に漁に行けば魚や貝が毎回大量に獲れたそうです。

海岸近くには、藻場がずっとつづいて広がっており、多くの魚の稚魚がいたそうです。

水俣漁協の組合長さんは、ちりめん漁と加工他を営まれていますが、昔ほど今はちりめんも獲れなくなってきているとのことです。

上の写真にあるように、昔を知らない私が、ちりめんを天日干しされている様子を見ると、大漁と勘違いしましたが、漁獲量はこんなものではなかったんですね。

有明海のアサリ漁、タイラギ漁なども、1回海に夫婦で出ると漁船一杯に貝が獲れ、漁師さんたちの収入は、サラリーマンの給与をはるかに超え、御殿があちこちに建っていたという話は、子供の頃、良く聞いたものです。

今、水俣の海では、ちりめんを含め漁獲量が減少し、水産業の先行きを水俣漁協の漁師さんたちは、心配されています。

水俣の水産業の復興は、水俣の海を公害前の豊穣の海のように復活させることであり、有明海再生を願う我々と全く一緒です。

日本は、世界有数の先端技術を開発し、工業製品も世界有数の品質のものを作れるのに、日本人の食を担う一次産業(水産業)を再生させることが出来ないのは、国や専門家たちが本気で取組んでいいないからではないでしょうか?

有明海とその隣の八代海は、かつて世界一の生物生産を誇る貴重で稀な地域だったのです。

有明海を含め日本全体の海は、世界的にみると陸地に緑がこれだけ集中して存在する地域は、日本以外には殆どないと言っても過言ではありません。

そして、日本には、山林と平野と川があり、森の緑の栄養分が川を通じて海に注ぎ、植物プランクトンが増え、動物プランクトンや小魚の餌となり、大型の多様な魚たちが育つ豊かな漁場が全国各地に存在します。

現在、水俣には藻場が少なく、天敵の魚が減ったのも一つの要因で、ウニが大繁殖しており、身が入っていない空ウニ(ゾンビウニという人もいる)が、漁師さんたちも見向きもしません。

ウニは九州人には馴染みが余りありませんが、関東、東北、北海道では美味しいウニの産地が沢山あり、九州の消費者の皆さんにも、空ウニを見の入ったウニに変身させて水産業の主力事業の一つとなると私は考えます。

折角、ウニがすぐ近くの海に大量にいるのに、これを地域資源化しない手はありません、

ウニの一部を、試験的ですが水温を上げてウニの活動を促進した状態でウニを太らせる試みにチャレンジします、

キレートマリンを入れて、水質管理もきちんと行っています。

水産業は、世界では花形産業です。

なのに、日本では花形産業なんて、ほとんどの人は思ってもいないでしょう。

諫早裁判もそうですが、水産業(一次産業)の復興を国に頼るのではなく、民間レベルで先導的な事業を興し、復興のお手本を国に示したいと思います。

そすることが、水俣の漁師さんや有明海の水産事業者の皆さんにも、最終的には利益になることだと思っています。

また、未来の子供たちへ、有明海や八代海を宝の海と思ってくれる様に少しでも良くしたいと思います。

良い試験結果が出ましたら、また、ご報告します。(M.O.)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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